ソフトバンクから阪神に移籍した飯田優也投手(27)が28日、西宮市内で入団会見を行った。飯田は対戦したい相手について問われると「なるべく打率の低い人でお願いします」とジョークで笑わせ「心機一転、死にものぐるいでやりたい」とやる気をみなぎらせた。

 飯田は12年育成ドラフト3位でソフトバンクに入団し、14年に支配下登録され1軍デビュー。同年11試合に先発し2勝を挙げている。以後は救援投手を務めており、特に救援左腕が手薄な投手陣には最適の補強だ。また、先発左腕も岩貞が定着するのみで、先発の経験もある飯田は貴重な存在。飯田も「やれといわれればどこでもやります」と前向きだ。

 ソフトバンク時代から、達川ヘッドコーチらに「(投球スタイルなどが)下柳(元阪神)に似ている」といわれており、飯田も「機会があれば会って話がしてみたい」という。レジェンド左腕からのノウハウ習得にも意欲的だ。

 西宮市生まれで神戸市育ち。甲子園にも応援に足を運んだことがある。地元で、27歳の左腕が阪神逆襲の力になる。