奇跡の大逆転へ、あきらめん!! 阪神金本知憲監督(50)が8月戦線の反攻を誓った。30日は東京から名古屋入り。今日31日から月またぎで中日2連戦が控える。首位広島と11ゲーム差の借金6を背負うが、指揮官は「9月に勝負できるようにな。だから8月がね。両方、勝負なんですから我々は」と言い切った。

 8月に足固めする。ポイントとして「おれはリリーフと打線やと思うな」と説明。長期ロードの1カード目は1勝1敗。前日29日ヤクルト戦(神宮)は6回から桑原、藤川、ドリスとつないで相手打線を封じた。「昨日はリリーフの差」と指摘。9回のドリスにつなぐ役回りとしてベテラン3人をイニング固定しない。主軸か、下位打線か。藤川や能見らの状態に応じて投入する。

 「桑原、能見、球児の3人でグルグルとね。桑原が昨日、6回だった。固定にこだわることはない。打線を見ながら」

 打線は、当面は好調な1番糸原、2番北條を固定。金本監督は月間打率3割9分3厘の北條を「いま、ずっとバントなしでヒットを打てている」と目を細めた。糸原とのコンビで打線の火付け役になる。ビジターは今季21勝18敗で、勝率5割3分8厘はリーグ1位。長期ロードで戦闘態勢を整える。【酒井俊作】