右内転筋肉離れで離脱していた日本ハム石川直也投手(22)が、約1カ月ぶりに実戦復帰を果たした。

 8回に2番手としてマウンドに上がり、最速155キロをマークするなど、1イニングを1安打無失点に抑えた。投球を間近で見た伊藤2軍総合兼投手コーチは「まったく問題ないです。(投球を見て)患部の状態も確認できましたし、いつでもスタンバイOKです」と話すなど、1軍への復帰が秒読みの段階となった。

 石川直は、7月24日楽天戦(楽天生命パーク)の試合中に右足に違和感を覚え、同25日に東京都内の病院で精密検査を受け、右内転筋肉離れ(1度)と診断されていた。同26日から2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で、リハビリを開始。ウオーキングやキャッチボールなどを行い調整してきた。

 今月15日にはブルペン入りし、ケガ以来初めて捕手を座らせて投球するなど、実戦復帰へ向け準備を重ねていた。