先発した阪神才木浩人投手(19)が自己最長の7回を5安打2失点に抑え、今季4勝目をあげた。

 「立ち上がりから(ボールを)置きに行かず、しっかり腕を振ることを意識して投げました。低めに投げれば、梅野さんが止めてくれると思って、思い切って投げられました」

 立ち上がりに3連打を浴び、1点を失ったが4番ビシエドを外角高め145キロ直球で空振り三振に仕留めると、後続も打ち取って流れに乗った。

 「いつも初回に点取られてばっかりなので、絶対にここは切り抜けるという気持ちで投げました。真っすぐで三振が取れたので、自分が乗っていけた」

 9日ヤクルト戦(神宮)では救援登板で26球。金本監督は「1イニング限定だったからね。ブルペンに入るつもりで。勝ちパターンのリリーフを守るための、先輩孝行ですよ」と中2日で先発した19歳を褒めた。

 「今日は自分の納得の行くボールが投げられたというか、いろんな先輩のアドバイスもあって、今日のマウンド立てたので、よかったなと思います」

 127球の熱投でつかんだ4勝目に、才木は充実の色を浮かべた。