破壊力が自慢のソフトバンク打線だが「伏兵」のつながりも6連勝の呼び水となった。

2回だった。3試合ぶりの先発出場となった9番西田のバットが先制点を運んできた。2死一塁から日本ハム先発宮台のストレートを左中間にはじき返すタイムリー二塁打。「久しぶりのヒットが適時打になってよかった」。7月27日の楽天戦(ヤフオクドーム)以来の安打に喜びもひとしお。「ずっと(ヒットが)出てなかったですから」と笑顔を見せた。

なおも2死二塁から好調男が続く。1番牧原も中前に運び2点目を挙げた。5試合連続タイムリー打に「打ったのはストレート。チャンスだったので初球から打ちにいった。いいところに打球が転がってよかった」と好機を逃さなかった。プロ初登板の宮台を1、9番打者で攻略。本塁打数はチーム152本とリーグ2位の数字。重量打線に「つながり」が加味されれば、打線の「厚み」はさらに増す。