筑波大が、東海大との投手戦を制して先勝した。

春2連敗の雪辱だった。先発の村木文哉投手(2年=静岡)が7回4安打の好投。7回裏に国吉翔平外野手(4年=松山聖陵)の適時二塁打で1点をもぎ取ると、加藤三範投手(2年=花巻東)が2回無失点でつなぎ、0封勝ちした。

値千金の一打を放った国吉は3年秋に右肩を痛め、春は代打での出場だった。痛みが癒え、ラストシーズンでスタメンに名を連ねると見事に勝利に貢献した。

「打ったのはストレート。なかなか打てなかったので、今日1本出てうれしかった。明日また試合があるのでしっかり準備したい」と汗をぬぐった。

川村卓監督は「先勝できたのは大きいです。国吉はケガもあり、なかなかリーグ戦に出られなかった。ようやく仕事をしてくれてうれしかった」と喜んだ。