西武の先発今井達也投手(20)は、6回を被安打4の2失点で5敗目を喫した。本拠地での優勝を飾れず「結果にこだわって、勝ちたかった。申し訳ないです」と話した。

3回までは走者を背負いながらも粘っていたが、4回2死二塁、ソフトバンク松田宣に高めに入ったスライダーを左翼席へ運ばれた。「松田さんがスライダーを待っているところに、待っていたボールが行ってしまった」と悔しがった。

プロ2年目でマジック1の本拠地最終戦に先発。重要な試合を任されたが「緊張はあんまりなかった。走者を出しながらでしたが、最低限のことは出来たと言えば出来たと思う」と淡々と振り返った。

3回には、右親指の爪のつけ根から出血するアクシデントが発生。1度ベンチへ退き、止血をしてマウンドに戻った際には詰めかけた西武ファンから「頑張れ 頑張れ 今井」の大声援が送られた。「いつもすごい応援ですけど、今日は10倍くらいすごかった。ピンチでも応援してもらって、後押しされました」と感謝していた。