日本ハム栗山英樹監督(57)が来季続投することが11日、分かった。7年目の今季は2年ぶりのAクラスとなる3位でレギュラーシーズンを終了。昨オフに大谷や増井ら主力が抜けた中、巧みなチームマネジメントで夏場まで優勝争いを繰り広げた。

球団は経験の少ない若手も積極起用しながら成長を促し、7年でリーグ優勝2度、Aクラス5度の手腕を評価。この日までに続投の方針を固めた。シーズン終了後に正式要請を行う見込み。

受諾は確実な見通しで、来季で就任8年目となる。連続在任年数では76~83年の大沢啓二氏に並んで球団最長。尊敬する水原茂氏が前身の東映時代に在任した7年(61~67年)を超える。

投手陣では上沢や石川直が台頭。野手陣も渡辺、清水ら次代を担う芽が伸びつつある。ルーキー清宮の育成もテーマの1つだ。

最終戦となった11日のロッテ戦に快勝。試合後のセレモニーでは「日本一になるチャンスがあります。全員で目いっぱいぶつかって、クライマックス(CS)を突破し、北海道に帰って来ます」と誓った。短期決戦を勝ち抜き、来季に向かう。