17年ぶり最下位の責任を取る形で、今季限りで辞任となった阪神金本知憲監督がラストを飾った。

今季最終戦となった中日戦を延長11回、中谷の勝ち越し打でものにした。

志半ばでチームを去る金本監督は「この3年間、目をかけてきた選手の芽が出て、花が咲いてくれないと僕まで悲しくなる。来年以降、きれいな花を咲かせてほしい」と若虎にエールを送った。

金本監督の一問一答は以下の通り。

-阪神で若手を使い続けるのは難しい作業だった

そうですね。毎年勝つことを要求されるチームでしたけど、そこを思い切ってなるべく補強を避けて若い選手を作っていく、という面においては道半ばでしたけど。これもプロ野球なんで、結果なんで仕方がないですね。選手はやってくれたんですけど、なかなか僕の力及ばずでファンの皆さんに申し訳ないです。

-特に就任1年目はワクワクする野球だった。印象に残るゲームは

結構いっぱいあるんでね。これっていうのはあまり覚えていないんですけどね。1年目の青柳とか去年の小野とかを使ったりしたけど、彼らの初勝利とか今年の高橋遥とか、そういう試合は覚えているんですけど。野手は毎日なので覚えきれないですね。

-次の首脳陣には

いえいえ、次の首脳陣はまた次の首脳陣で考え方と方針をやっていけばいいと思います。だいぶ育成も終わったので、そろそろ補強で勝たれた方がよろしいと思います(笑い)。

-阪神ファンに

まず応援してくれて本当にありがとうございます。次に、ありがとうという前にまず申し訳ありませんでしたという気持ちが本当は強いんですけど。申し訳ない気持ちと感謝の気持ちと。弱い時にも応援してくれたファンの方には一番ありがたみを感じています。