ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が2打席連続本塁打を含む猛打賞で大暴れした。同点の4回、高め直球をバックスクリーン左のスタンドへ決勝打となる勝ち越し2号ソロを放った。

6回にはトンキンから左翼ポールのはるか上のスタンドへ届く推定140メートルの大アーチ。日本ハム栗山監督がリクエストを要求したが、判定は変わらなかった。デスパイネは「最初はファウルと思ったけど、入ってよかった。完璧だったよ。負けられない試合。全打席集中しているよ」と笑った。

7回にこの日3安打目となる左前安打を放つと、まだ3点リードだったが、代走塚田と交代した。前夜14日はグラシアルの34歳の誕生パーティーで盛り上がった。藤本打撃コーチは「家で膝を打ったらしい。打撲。あいつはどこか痛い方が打つんじゃないか。(本当に)痛かったらあそこまでボールは飛ばないけどね」と、冗談交じりにデスパイネの集中力の高さに驚いた。

CS第1ステージ3試合、12打席で11打数6安打、3本塁打、6打点とチームを猛打でファイナルステージへ導いた。デスパイネがファイナルステージ舞台、敵地メットライフドームでも爆発する。