日本ハム栗山英樹監督(57)の来季続投が19日、正式決定した。

就任8年目となる。都内にある日本ハム本社を訪れ、畑オーナーにシーズンを報告。その席で同オーナーから続投を要請され、受諾した。

栗山監督は球団を通じて「オーナーからは北海道が災害で大変な中、一生懸命戦ってくれたと温かい言葉をかけていただきましたが、勝ちきれなかった責任を痛感しています。この悔しさを生かさなければ意味はなく、世の中の歴史の変わり目を見ても一度壊して組み直す覚悟を持てるかが全て。圧倒的な数字が残せる人、圧倒的に勝ちに貢献できる人がこのチームには必要で、優勝して皆さんに喜んでもらうために発想をゼロにして打てる手は全て打つつもりです」と、コメントした。

畑オーナーは「来シーズンも栗山監督にファイターズを率いていただきたいと要請し、契約を1年延長することで受諾いただきました。今年はレギュラーシーズン3位、クライマックスシリーズで敗退とファンの皆様のご期待に及びませんでしたが、複数の主軸選手がシーズン前に移籍した状況下で、栗山監督の積極起用により何人もの有望株が芽を出し始めました。選手、スタッフ、ファンの皆様に深い愛情を注ぐ指揮官は栗山監督をおいて他にいないと、これまで寄せてきた信頼は揺らぎません。巻き返しを信じて、栗山監督に来シーズンを託します」と、来季の覇権奪回を期待した。