明大が延長10回サヨナラ勝ちで立大に連勝し、勝ち点2として4位となった。

延長10回裏、1回戦で今季初安打した吉田有輝内野手(4年=履正社)が二塁打で出塁。左翼失策が絡んで1死三塁となり、途中交代で出場した森下智之内野手(4年=米子東)が中堅へ犠飛を放ってサヨナラ勝ちした。

吉田は目を真っ赤にしてインタビュールームに現れた。「これまでずっとチームに迷惑をかけてきたので恩返ししたいと思っていた。最後は明治らしい試合で終われて悔いはないです」と言った。

ドラフト候補の渡辺佳明内野手(4年=横浜)は初回に同点に追い付く左前打を放った。通算安打数は現役で断トツの95とし、打率は4割2分で暫定の首位に立ちリーグ戦を終えた。2位の法大・小林を1厘上回ったところで7回に代打を送られて交代。「(打席に)立ちたかった気持ちはあるが、首位打者は自分も目標にしていた。暫定1位を取れて良かったと思っている」と言った。

「やることをやってこの打率を残せたし、(通算)95本は良かった。プロは夢から目標に変わって、今は『行きたい』という位置付けになった。25日は信じて待ちたいと思います」と笑顔を見せた。