西武後藤オーナーと居郷球団社長は21日、辻発彦監督(59)に来季続投を要請し、受諾された。契約年数は2年。日本シリーズ出場は逃したが、10年ぶりのリーグ優勝が高く評価された。後藤オーナーは「監督、選手、コーチ、全員を誇りに思う」。辻監督は「歴史的に複数年契約はとってきてない球団で、2年の期間を私に与えていただいた。さらに精進しないといけない」と、気持ちを新たにした。

人事異動も発表された。11年オフから編成トップを務めてきた鈴木葉留彦球団本部長(67)が、任期満了のため年内をもって退職。25日のドラフトには出席する。来年1月1日付で渡辺久信球団本部シニアディレクター兼編成部長(53)が球団本部ゼネラルマネジャーとなる。球団初のGM職となる渡辺氏は「重責を担う。心していきたい」と抱負を語った。飯田光男常務取締役(52)は球団本部長を兼任する。3年目を迎える辻監督を、新体制でバックアップする。