南海黄金時代に「100万ドルの内野陣」の一角を形成し、26日に老衰のため85歳で死去した森下正夫(もりした・まさお)さんの通夜が27日、愛知・長久手市内で営まれた。親交のあった中日元監督の高木守道氏、同コーチの正岡真二氏らが参列した。

1955年(昭30)に盗塁王を獲得した森下さんは、現役引退後は南海、中日のコーチや台湾プロ野球・兄弟の監督を歴任。その後、日刊スポーツを中心に評論活動を行い、晩年は愛知長久手ボーイズの総監督を務めるなど少年野球の普及に力を入れた。葬儀は今日28日午前9時から「平安会館東名斎場」(長久手市熊田209)で行われる。喪主は妻の泰子(やすこ)さん。