法大が、12年秋以来となるリーグ最多タイの45度目の優勝を決めた。この日、自力優勝が残る慶大が、早大に4-5で逆転負け。法大と勝ち点4で並んだが、勝率の差で法大の優勝が決まった。

就任4年目の青木久典監督は優勝の瞬間、ロッカールームで涙を流した。「ほっとしている。法政大学の監督の重責というかプレッシャーの中で戦ってきた。向山主将はじめ、副主将の中山、川口、中村がチームを引っ張って来てくれて同期もそれに同調して引っ張ってくれた。選手全員がついてきてくれて感謝している」と言った。

ヤクルトから2位指名を受けた中山翔太一塁手(4年=履正社)は満票でベストナインを獲得。「全く勝てずに、結果が出ていない時も、監督が諦めずに練習に付き合ってくれた。今季は打球の上がり方が変わったと思う。やってきた成果」と胸を張って11月9日から開幕する明治神宮大会へ進む。