連覇を狙うソフトバンクが壮絶な乱打戦を制し今シリーズ初勝利を挙げ、1勝1敗1分のタイに持ち込んだ。

4回、中村晃と今宮の適時打で2点を先制。4-3の6回にはデスパイネの3ランなどで4点、7回は高谷のソロで加点した。ミランダが6回途中まで3失点で白星を挙げ、1点差の9回は森が締めた。

広島は鈴木と安部がともに2本塁打を放つなど、3度にわたり1点差に迫るなど追い上げたが、九里が5回途中4失点と崩れるなど投手陣が粘れなかった。

試合後のソフトバンク工藤監督の一問一答は次のとおり。

-すごい試合だった

工藤監督 (フーッと息を吐いて)ホッとしてます。勝てて良かったなと思います。

-ベンチからどう見ていたか

工藤監督 とにかく選手を信じて。ヤフオク(ドーム)に戻ってきたので本来の姿を出してくれるという風に思っていましたし、その通り選手も頑張ってくれました。

-先発ミランダがしっかりゲームを作った

工藤監督 広島打線は当たっている選手ばっかりだったんですけど、よく我慢してくれたと思います。

-このシリーズ初めて先制点も取った

工藤監督 四球からでしたがチャンスをしっかり生かしてくれた。選手が本当によく頑張ってくれた。選手に「お疲れさん」と言いたいです。

-特にデスパイネの3ランが効いた

工藤監督 あのホームランでベンチが一気にわいた。「よし、これでいけるぞ」という雰囲気を作ってくれた。素晴らしいホームランでした。

-広島の粘りもすごかった

工藤監督 いやもう本当…すごいと思いました。

-日本シリーズはヤフオクドーム10連勝

工藤監督 ありがとうございます。これもひとえにファンの皆さんが本当に熱い応援をしていただけるおかげ。選手が勇気を持って打席に入ることができますし、勇気を持って投げることができると思っている。本当にありがとうございます。

-明日に向けて

工藤監督 ここ(ヤフオクドーム)でやっている時は、選手が本当にイキイキして野球をやってくれる。明日、明後日とホークスらしい野球をやってしっかり勝てるように頑張ります。