阪神矢野燿大監督が、秋季キャンプ初日から選手に積極的に声を掛けた。メイングラウンド以外にもブルペンや室内練習場にも足を運んだ。1日目を終えた新指揮官は「みんな、いい顔で練習していました。楽しいと言うと、いろんなとらえ方をされるかもしれないですが、充実した初日を過ごせました。張り切っている感じも出ていましたし、いいキャンプにしたいという、みんなの思いが出ているような感じに見えました」と笑顔で振り返った。

何人もの選手に声を掛け、身ぶり手ぶりで話し込む場面もあった。「それはもう2軍監督をやっている時から、そのようなことをやっていたと思う。気づいたことは言うし、気になったことは聞きに行っている。それは今回1軍監督になったからといって特別にやっているわけではないんですけどね」。コミュニケーションを大切にする指揮官らしい初日だった。