阪神の秋季キャンプが1日、高知・安芸市内で始まった。矢野燿大新監督(49)にとっては初めての1軍キャンプ指導。独自の「監督像」を打ち出し、一丸態勢を築く。

矢野阪神はキャンプ初日からメニューに明確な意図を込めた。野手陣は夕方の特打も入れれば、実に3度の打撃練習を組んだ。異例の試みに矢野監督は「守備の課題がある選手もまだまだいるけど、打撃の課題を持っている選手が多い。そういうのを多くして、この秋でレベルアップしてくれたらいい」と説明した。また投手も参加したベースランニングを真っ先に実施。「意識という部分で走塁ってすごい大事。そういう意識を共通して持ってもらう」と続けた。