NPBエンタープライズは2日、「ENEOS侍ジャパンシリーズ2018」と「2018日米野球」に招集されていた侍ジャパンのソフトバンク石川柊太投手(26)が右肘痛で辞退し、代わりにロッテ成田翔投手(20)を選出した、と発表した。

成田は秋田商で甲子園に出場した3年目の左腕。今季は5試合に登板し、0勝0敗、防御率4・50だったが、10月にコロンビア・バランキージャで行われたU23(23歳以下)ワールドカップ(W杯)で救援投手部門のベストナインを獲得した。同大会はフル代表の稲葉篤紀監督が指揮を執り、決勝でも起用するなど信頼を得た。

選出に成田は「信じられないほどビックリしました。選んでいただいたのでこのチャンスを生かすべく、今持っている力をすべて出しきりたいと思います。U23W杯で決勝で打たれてしまい悔しい思いをしました。またこうして稲葉監督に抜てきしていただきましたので、その悔しさをぶつけたいと思います。千葉ロッテの代表にもなりますので、堂々と投げたいと思います」とコメントした。

石川は日本シリーズ第1戦で中継ぎとして登板し、ホールドを挙げた。しかし、その後は右肘に違和感を訴え、第3戦からベンチ入り登録から外れていた。