オリックスは2日、中島宏之内野手(36)と来季の選手契約を結ばないと発表した。2日の午前中に代理人を通じて退団の申し入れがあった。球団はシーズン終了後から来季に向けた契約交渉を進めていたが、条件面で折り合わなかった。今季年俸は推定3億5000万円だったが、提示額は野球協約が定める減額制限(1億円超は40%)を超える1億円未満だったとみられる。
加入4年目の今季は出場77試合だったが、打率2割8分9厘、5本塁打、34打点。勝負強さは健在でチームのリーダー的存在でもあった。それだけに長村裕之球団本部長も「来季もうちで戦力として頑張ってもらいたかった。残念だが仕方ない」と悔しさをにじませた。主力選手の退団に西村監督は「1つ枠が空くわけだから。強い気持ちで頑張ってもらいたい」と、若手選手の奮起をうながした。
◆中島宏之(なかじま・ひろゆき)1982年(昭57)7月31日、兵庫県生まれ。伊丹北から00年ドラフト5位で西武入団した。プロ入り後に遊撃手転向。08年北京五輪、09年WBC日本代表。09年最多安打、08、09年最高出塁率。11年オフにポスティングシステムで大リーグ移籍を目指し、ヤンキースが入札も交渉決裂。12年は西武に残留し、同年オフにFAでアスレチックスと2年契約。13、14年ともに大リーグ出場なし。15年に国内復帰し、オリックス入団。ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞3度。180センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸3億5000万円。



