ソフトバンク西田が、値千金の決勝スクイズを決めた。

内川が送りバントを決めた直後の4回1死二、三塁。1ストライクからの2球目を完璧に転がした。「プレッシャーなく、冷静にできた。本当なら(今宮)健太が出るところで出させてもらった。なんとか役に立ちたかった」。ポストシーズンに入り随所で効果的な仕事を果たし、勝負強さが際立った。

▼ソフトバンクは4回に7番西田のスクイズで先制。スクイズ成功は09年第4戦森本(日本ハム)以来で、ソフトバンクでは55年第1戦蔭山以来2度目。シリーズでスクイズの勝利打点は75年第5戦大橋(阪急)に次いで43年ぶり2度目だ。4回は6番内川も送りバント。送りバント→スクイズの連続犠打は55年第1戦南海の森下→蔭山、82年第6戦西武の大田→大石、06年第5戦日本ハムの鶴岡→金子に次いで4度目。