西武松井稼頭央2軍監督(43)が4日、埼玉・所沢市内の球団事務所で就任会見を行った。

今季限りで現役を引退。秋季練習には1コーチの立場で参加していたが、この日、2軍監督就任が発表された。引退してすぐの2軍監督のオファーに「非常に身が引き締まる思いです。大役。想像をはるかに超えていました」と打ち明けた。

宮崎・南郷の秋季キャンプには行かず、6日から西武第2球場で残留組の指導にあたる。「難しいことは多々あると思いますが、コーチの皆さんも若くて年齢も近い。話しをしながら、コミュニケーションを取りながらやっていきたい。この年齢で2軍監督。自分もしっかり汗をかいてやれるのは特権なのかな」と笑顔で話した。

どう指導していくかについては「育成の中でも、競争をしないと1軍のチャンスはない。相手チームとも勝負できない。思い切ったプレーをして欲しい。まずは秋ですね。振る体力。捕る体力。土台作りをしたい」と意気込みを語った。

背番号は現役時の「7」から「77」に変更される。7番の後継者については「僕が決められることじゃない。そういう選手が1人でも多く出てこないといけない。球団がつけていいと思う選手がいれば、つけてもらっていい」と希望を口にした。

なお、これまで「77」だった赤田コーチは「86」に変更される。