中日は9日、今季国内FA権を取得した吉見一起投手(34)が同権利を行使せず残留すると発表した。

今季は5月から先発ローテを守り、登板20試合で5勝7敗。勝利数こそ少なかったが、13試合でクオリティースタート。さらに11年以来の規定投球回を目指したが、4月の不調が響いて、目標は達成できなかった。それでも12年以来の完封勝利も挙げるなど完全復活への土台を築いた。

V奪回を目指す与田新政権でも、最多勝2回の実績がある右腕は貴重な戦力となる。