プロの世界へ、真っすぐに挑む。西武ドラフト1位、日体大・松本航投手(21)が13日、都内ホテルで球団と入団交渉し、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円の新人最高額で合意した。「回転数が多い、伸びのあるストレートをしっかり投げ込めるようにしたい」と意気込んだ。

今年6月の大学日本代表選考合宿で投球の回転数などを計測。直球は1分あたり2300回転を超えた。一般的な好投手でも同2200~2300回転と言われており、プロでもトップクラスの数値だった。大学入学以来、直球の質にこだわってきた成果だ。対戦したい打者に挙げたソフトバンク柳田にも「直球で勝負できたら」。もっとも、渡辺SDは「直球を生かす変化球もある。トータルでバランスが良い。カード頭を任せられるイメージ」と総合力を評価。高い期待を抱かせる右腕が加わる。(金額は推定)