試練の1年から巻き返す。昨年の阪神ドラフト1位馬場が14日、高知・芸西村のチーム宿舎で契約を更改。50万円減の1450万円でサインした。「1年目から活躍する気持ちでスタートしましたし、結果を残したいと思っていたけど、なかなか思い通りにいかなかった」。今季は1軍で2試合に先発し、0勝1敗、防御率5・19。不完全燃焼に終わった。

2年目の飛躍へ、追求するのは「真っすぐの強さ」。多彩な変化球を生かすためにも、直球の威力向上に取り組む。秋季キャンプでは、13日の紅白戦で3イニングを無安打無失点と好投。直球は最速146キロを記録した。「真っすぐあっての変化球。少しずつ自分の中で克服してきている」と手応えを口にする。「1軍の舞台で勝てる投手に。1軍で自分の力を出すことに重点を置いている。目の前の打者を1人ずつ抑えていくことを大事にしていきたい」と決意を新たにした。(金額は推定)