阪神が16日、国内FA宣言したオリックス西と大阪市内で極秘の初交渉に臨んでいたことが分かった。交渉役の谷本球団副社長兼球団本部長は同日午後1時半頃、電鉄本社の定例報告に出席。その後、合間を縫い意中の人と「密会」していた。

午後7時前に伊丹空港へ現れた同副社長は「会いました。すごく好青年でした」と認めた。FA交渉が解禁された15日に連絡して「初接触」したばかり。電光石火、好感触の初対面だった。「もっぱら野球観の話をさせていただいた。非常に野球観も近かった。安定してクオリティースタート(先発6回以上自責点3以下)してくれる。よければ9回まで投げきってくれる。そういう投手の方がありがたいです。球団としても、そのへんはキッチリ評価しています」と話した。4年契約を用意するが争奪戦になる。次回交渉は未定だが矢野監督の出馬も検討している。【酒井俊作】