西武鈴木将平外野手が17日、秋季キャンプ地の宮崎・南郷で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸600万円でサインした。

2年目の今季は、2軍戦で115試合に出場。打率2割2分4厘は、1年目の2割8分を下回った。「もともと自分の持っている逆方向にも打てるバットコントロールと、引っ張って強い打球を打とうという意識がかみ合いませんでした」と原因を分析した。ただ、それでも「試したいことはできた。収穫はあったので、良かったです」と前向きに話した。

打撃は苦しんだが、26盗塁はイースタン・リーグトップを記録。「打撃が良くなかった分、守備と盗塁をと切り替えられた」という。

3年目の目標を問われ「1軍です。1軍に出ないとプロ野球選手じゃない。外野手争いは厳しいけど、食い込むチャンスはある」と力強く答えた。

渡辺SDは「去年、ファームですごく良くて、期待値で言えば、今年は1軍デビュー。ただ、プロはそんなに甘くない。足踏みした。それでも、盗塁王になり、試合も出た。急がば回れじゃないが、今年は勉強になったと思う。来年はデビューするでしょう。チャンスはある。それを生かすのも、逃すのも、本人次第」とエールを送った。(金額は推定)