中日松坂大輔投手(38)が17日、ファンの前で来季の2ケタ勝利を宣言した。ナゴヤドームで行われたファンフェスタに出席。トークショーで「来年は(今年の)倍以上投げて、倍以上勝てるようにしたい。チームがCS(クライマックスシリーズ)や日本シリーズに出られるように頑張りたい」と話した。

松坂は今季、11試合で6勝4敗の成績を残した。公約通りなら、最低12勝が目標になる。松坂の2ケタ勝利は、レッドソックス2年目の08年に18勝を挙げて以来。日本では、メジャー移籍前年の06年西武時代に17勝を挙げて以来の2ケタ勝利を目指す。

ファンフェスタではファンへの握手会、写真撮影に対応。紅白戦では打席で大活躍した。初打席で3点二塁打を放ち、サヨナラを決める併殺崩れの遊ゴロなどを披露。大入り3万6000人のファンを喜ばせた。

「楽しかった。なかなかできない経験をさせてもらった。(今後は)すぐにアメリカに帰ります」と話した。18日にも渡米予定で、球団納会、NPBアワーズなどへの出席は見送り。契約交渉もメール、ファクスで完了させる。

「一からケア、トレーニングをして来年に臨みたい」。万全の準備を行い、来年1月下旬に戻ってくる。【伊東大介】