阪神が18日、高知・安芸で行っていた秋季キャンプを打ち上げ、新任の矢野燿大監督(49)も充実ぶりを振り返った。

「コーチの人も、いろんなアイデアを出してくれて。新しい取り組みだったり、いろいろチャレンジできた。そういうところは僕がやりたいところと一致していた。すごくいいキャンプを送れたと思います」。野手は実戦にノーサインで取り組むなど、自主性を育んだ。投手も変化球を駆使した、工夫ある攻め方のマスターに励んだ。

指揮官は「みんなの中で、こうやってやってやろうとか、こういうことをチャレンジしてやっているんだとか、こういうふうにやりたいんだというのは見える部分が多い。ギャップというか、やりたいけどできないというのは当然あるけど、みんなのそういう姿勢が出てきたというのは、いい方向に行っている」と続けた。今季は01年以来、17年ぶり最下位。来季の巻き返しに向けて、オフに入る。