阪神矢野燿大監督が秋季キャンプを振り返った。「新しい取り組みや、いろいろチャレンジできた。僕がやりたいところと一致していた。すごく、いいキャンプを送れた。みんなでこうやってやっていこうという雰囲気と練習方法をやっていけたのは、すごく良かった。1個1個に集中するというか。今日もすごくいいシートノックやった。そういうのを含めると90点くらいかな」。

MVPには高卒3年目の望月、同2年目の才木、浜地を選出。「この3人は、先発かなと思っている。食い込んできてくれることで、チーム内の活性化とか競争がすごく激しくなる」と説明。「(ランディ(メッセンジャー)を追い越せというかさ。それくらいのチームになっていくと、ランディだって黙ってないと思う」。

その他一問一答は以下の通り

-秋季キャンプMVP

「あるある質問」で、僕もいろいろ考えたんですけど(笑い)。絶対聞かれるだろうなと思って。野手は全員っていうと申し訳ないですけど。全員かなと思っています。来年も本当に競争がすごく楽しみ。決まっているポジションっていうのはほぼない。誰が出てくるのか楽しみなキャンプをおくれた。一番は投手も野手も本当に競争相手がすごく増えている。それが一番よかった。あとは天気ですね。天気がずっと晴れていたので、こんななかキャンプできることないので。それもありがたかったです。

-投手3人をMVPに選んだ理由は

今までは目いっぱい投げる感じのレベルだったんですけど、打者をどう抑えるかとか、どのような投球をしていくかというあたりが見えてきて、ちょっとずつ打ちとり方1個のアウトにしても「あ、やれてるな」というのが増えてきているように思う。そのあたりの成長を感じてます。新しい球種ではないですけど抑え方のパターンとかいろいろ挑戦して、結果にも出つつあるし、ブルペン見ていても、確率はあがってきていると思う。楽しみです。

-若手が頑張るとベテランも若返る

俺らもそうやった。「負けるか。お前らにまだまだ負けてへんし」と思いながらやっていた。いい意味のチーム内のライバル意識がメラメラ燃えて。どのポジションも複数、出てきそうな感じになってきている。それはすごくよかったな。