ソフトバンク大竹が、2年目のジンクス打破へ「筋力アップ計画」を掲げた。18日、所用でヤフオクドームを訪れ「筋肉をしっかりつけて4~5キロ増やしたい」と、今オフの計画を明かした。「現状維持だと来年は無理だと思う。成長しないと上に行けない。まっすぐも速くしたいし、球数も投げられるようにしたい」と、進化を誓った。

今季は育成1年目で支配下入りし、3勝。日本シリーズでもメンバー入りし「育成の星」として活躍したが、西武とのCSファイナルでは救援で打たれ、ベンチで涙を流した。「全部うまくいっていたら、調子に乗っていた。最後、悔しい感じで終わったので良かった。より練習にも力が入っています」と、悔しさをバネにする。

年明け以降は同僚の武田と自主トレに臨む予定。秋季キャンプでもともに取り組んでいた、武田自作の器具を用いたフォーム固めと体作りに励む。「キャンプに入るときに『こんな体だった?』と思ってもらえるくらいにしたい」。大竹の挑戦が始まる。