西武の山川穂高内野手(27)今井達也投手(20)赤田将吾1軍打撃コーチ(38)が25日、埼玉・所沢市内の小学校で開かれた所沢市歯科医師会主催の野球教室で講師を務めた。

同市内の野球チームに所属する小学生約150人が参加。山川は、手本を示しながら打撃指導を行った。「投手が投げているとイメージしながら振る」「しっかり構えて準備をする」「バットを振った後、足がぐらぐらしないように」など、熱心にアドバイス。中でも強調したのはあいさつで。「元気よく声を出して、相手の目を見てあいさつをする。これがまず、一番大事」と伝えた。

2年目の今井は「しゃべるのはあまり得意じゃないので…。実際に見せた方が分かりやすいと思って」と、子どもたちが見つめる前で、ピッチングのお手本を披露。慣れない軟式球に苦戦しながらも、力強い球に大きな歓声が上がった。

野球教室後の質問タイムでは、いきなり強烈な直球が投げ込まれた。子どもたちからの1問目は「来年のセカンドはどうなるんですか?」。楽天にFA移籍した浅村の穴をどう埋めるかを問われ、3人は苦笑い。赤田打撃コーチは「外崎がやるのが大方の予想だと思いますが、2軍から若い選手出てきて活躍するようになったら、来季のライオンズは面白いかな、と。山田遥楓や金子一輝、今年のドラフトの新人も含めて期待したいと思います」と若手の台頭を願っていた。