セ、パ両リーグは26日、今季のベストナインを発表した。

初受賞は、セが一塁手で中日ビシエド、外野手でDeNAソトの2人。パが、捕手で西武森、一塁手で西武山川、三塁手でソフトバンク松田、遊撃手で西武源田、外野手でオリックス吉田正、指名打者で日本ハム近藤の6人だった。松田は13年目の35歳。ゴールデングラブ賞は6度獲得している。

満票は二塁手の西武浅村と外野手のソフトバンク柳田の2人。パの二塁手で満票は、03年井口(ダイエー)以来15年ぶり。パの遊撃手は源田が248票で、満票に3票足りなかった。ソフトバンク今宮に2票、日本ハム中島に1票流れた。

史上最年少で打率3割、30本塁打、100打点をマークした巨人岡本は、一塁手で95票の次点、三塁手でも23票で次点だった。一塁手はビシエドが174票で、三塁手はDeNA宮崎が250票で受賞した。

10年ぶりにリーグ優勝した西武は、昨年の3人(菊池、浅村、秋山)から6人に倍増した。

受賞を逃した選手では、DH部門のソフトバンク・デスパイネが104票で最多だった。受賞した日本ハム近藤は122票で、18票差だった。

有効投票数はセが282票、パが251票。最優秀新人、最優秀選手(MVP)は、27日のNPBアワーズで発表される。

受賞者は以下の通り。【セ・リーグ】

◆投手 菅野智之(巨人)2年連続3度目

◆捕手 会沢翼(広島)2年連続2度目

◆一塁手 ビシエド(中日)初受賞

◆二塁手 山田哲人(ヤクルト)2年ぶり4度目

◆三塁手 宮崎敏郎(DeNA)2年連続2度目

◆遊撃手 坂本勇人(巨人)2年ぶり4度目

◆外野手 丸佳浩(広島)3年連続4度目、鈴木誠也(広島)3年連続3度目、ソト(DeNA)初受賞

【パ・リーグ】

◆投手 菊池雄星(西武)2年連続2度目

◆捕手 森友哉(西武)初受賞

◆一塁手 山川穂高(西武)初受賞

◆二塁手 浅村栄斗(西武)3年連続3度目(一塁手で1度)

◆三塁手 松田宣浩(ソフトバンク)初受賞

◆遊撃手 源田壮亮(西武)初受賞

◆外野手 柳田悠岐(ソフトバンク)2年連続4度目、秋山翔吾(西武)2年連続3度目、吉田正尚(オリックス)初受賞

◆指名打者 近藤健介(日本ハム)初受賞