阪神矢野燿大監督(49)が30日、サンテレビ「熱血! タイガース党」に生出演した。冒頭から「何でも答えます」と話し、出演者や視聴者から寄せられた質問、全てに答えていった。

オリックスからFA宣言した西勇輝投手(28)について「FA選手の去就は気になりますか?」と聞かれると、矢野監督は「丸? ジャイアンツなんですか、あらー」と笑顔ではぐらかした。それでも「もちろん球団をあげて(とりに)行ってもらっているので、出来ることがあれば行かしていただく。こればっかりは縁なんでね。すんなり簡単に決まる状況じゃない。新外国人にしても、妥協するんじゃなくて、しっかり考えてやっていく形にしている。楽しみにしていてほしいですね」と誠実に話した。

新たにキャプテンに就任した糸原健斗内野手(26)にも話題が及ぶと「まず(福留)孝介もキャプテンをやってくれたし、ベテランはキャプテンにつかなくてもサポートしてくれると思う。若い選手にある意味、負荷をかけてやっていったほうがいいところが出るかなと」と意図を説明。「キャプテンといえども出られる保証はないですからね」と競争を促すことも忘れなかった。

また、秋季キャンプで好評だった撮影会などのファンサービスについては「星野監督の影響や、僕が中日から阪神に来た時はあまりお客さんが入らなかった。プロスポーツはファンの方がいて成り立つ。選手たちにも勝つことでまず喜ばせよう、プラスアルファ何が出来るかを考えようと言っています」と今年1月に急逝した星野仙一氏の影響もあると話していた。