中日与田剛新監督（53）が4日、名古屋市の中部電力本社に中日ドラゴンズ後援会長を務める中部電力・三田敏雄相談役（72）を表敬訪問した。

監督自らが同会長を表敬訪問したのは、11年オフに就任した高木守道元監督以来、7年ぶり。三田会長は、初仕事のドラフト会議で、与田監督が大阪桐蔭・根尾昂内野手（18）を4球団競合から引き当てたことを絶賛した。「運も実力のうち。中日を変えてくれる予感がする。変えてくれるという期待は大きい」と、6年連続Bクラスからの脱却に期待していた。

前日3日に退団するガルシアに変わる新外国人左腕ロメロを獲得を発表。来季の新戦力は、ドラフト入団の6人と外国人だけだが、与田監督は強気な言葉を並べた。「選手は大きく変わらない。でも昨年まで他球団にいたので、イチから見られる。選手にチャンスを与えていきたい」。後援会については「一番温かくて、一番厳しい存在。興味を持っていただき、勝っても負けても気になってしょうがないようにしたい」と、中部を代表する企業からのバックアップを願った。