阪神鳥谷敬内野手(37)が5日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の年俸4億円でサインした。来季が5年契約の最終年になる。

二塁スタメンで開幕を迎えた今季は不振もあって出番が激減し、121試合出場で打率2割3分2厘、1本塁打どまり。「個人的にはなかなか試合に出場することができなくて、グラウンドに立てないということでは、プロ野球選手としては苦しいというか悔しいシーズンだった。チームとしては6位という結果だったし、苦しいシーズンだったと思います」。

来季は北條らと遊撃レギュラーを争う立場。「毎日グラウンドに立てるような状態にしていきたい。それに向けてオフ、キャンプとしっかりやっていきたい。1番はチームが優勝するためにやっている。その一員として1年間戦えるようにしたい。個人的には若い選手に負けないぞ、という気持ちもありますし」。勝負の1年へ、力強く決意表明した。(金額は推定)