阪神桑原謙太朗投手が、来春キャンプの初日にあたる2月1日にブルペン入りする考えを明かした。

23日に兵庫・西宮市の鳴尾浜で「(来年)2月1日に投げられるようにやって行こうと思います」と語り、年末年始も無休でトレーニングを継続する。

来季に1軍定着へ勝負をかける21歳の望月が、2月1日に打撃投手を務める準備を進めている。しかし桑原クラスのベテランが、キャンプ初日のブルペン入りを口にするのは異例だ。昨年の最優秀中継ぎ投手は「競争は競争ですから」。来季はすでに始まっている。

この日は人影の少なくなった鳴尾浜グラウンドで、秋山とキャッチボール。実家で過ごす年末年始も「毎日、何か(の練習)はします。元日も走るつもり。休まず体を動かしている方が自分はいいので」と完全オフ日は設けない。

登板数は2年連続で60試合を超え、昨年は39、今年は32ホールドを記録。金本阪神を支えた救援陣の一角で、首脳陣の信頼は揺るぎない。ただ来季は同じ職場に新外国人ジョンソン、能見、岩崎らがひしめく。競争を勝ち抜き、矢野阪神でも不動のセットアッパーになる。