女子プロ野球の埼玉アストライアは29日、川端友紀内野手(29)の現役引退を発表した。今季終了後に申し出があり、この日受理した。

川端は、ヤクルト川端慎吾内野手の妹で、09年に女子プロ野球第1回合同トライアウトに合格。京都アストドリームスに入団後、13年に埼玉アストライアに移籍した。3度の首位打者に輝き、4大会連続で女子野球W杯に出場するなど、女子プロ野球界をけん引してきた。

球団を通じ「2018年シーズンを持ちまして、引退を決意しましたので、ご報告させて頂きます。兄に憧れて始めた野球、兄に憧れて挑戦したプロの世界。今思えば、常に兄の後ろ姿を追いかけてきました。女子プロ野球選手になって、本当にたくさんの方と出会い、その方々が私にとって一番の財産となりました。これから新しい人生を歩んでいきますが、悔いのない人生、選択をしていきたいと思います。9年もの長い間、ご声援頂いた皆さん、本当にありがとうございました」とコメント。自身のツイッターでも、ファンに向けて引退を報告した。