早大・小宮山悟監督(53)が5日、西東京の同大グラウンドで監督生活をスタートさせた。午前中に東伏見稲荷に参拝し、午前、午後の練習に臨んだ。午後の練習前に取材に応じた小宮山新監督は、02年から4連覇を果たした野村徹監督時代のチームを引き合いに、「あの時の早稲田の野球は、当時強かった西武よりも上だったと、個人的には考えている」と表現した。その上で「あの雰囲気を再現したい」と、選手に求めた。

個の集まりを束ねるのが監督の仕事と捉える小宮山監督は、浦添キャンプのメンバー選考のため、2月の第2週から、紅白戦を1週間続けて行う。「意味のない練習はするな」「やる気のない者は去れ」。プロでも異彩を放った個性は、大学指導者になっても健在。強い早大野球へ、小宮山監督は確かな1歩を踏み出した。