東京6大学リーグで昨秋優勝した法大が6日、連覇と日本一へ向けて始動した。

目標達成へのカギの1つが、ヤクルトのドラフト2位、中山翔太外野手(4年=履正社)の後釜になる新主砲。青木久典監督(45)は村田雄大外野手(2年=横浜)とともに「4番候補の1人です」として、毛利元哉外野手(3年=愛工大名電)の名を挙げた。

「もうりもとや、です」という毛利は「よく先祖じゃないかって言われますけど、全く関係ないです」と戦国大名・毛利元就との関わりを笑って否定した。ただ、その打棒は豪快で、高校時代も通算39本塁打の左スラッガーとして注目されていた。

大学でもここまで約20発を積み重ねてきたが、昨秋は不調に。11打数2安打、5三振と苦しんだ。「自分の中でちゃんとタイミングが取れていなかった。もともとチャンスには強いほうだったのに」と振り返る。

青木監督からは「必ずクリーンアップを打ってほしい」と期待をかけられている。リーグ戦の目標は打率3割、5本塁打、10打点。「絶対的な4番。あこがれの存在でした」という中山の後に続くべく、19年の練習初日から強く振り込んでいた。