オリックスのドラフト7位中川圭太内野手(22=東洋大)が「東洋世代」の確立を願った。

8日、大阪市の青濤館に入寮。両手で大事そうに持って披露したのは、東洋大からプロ入りする4人がユニホーム姿で収まった写真2枚を入れた見開きの台紙だった。「刺激し合ってやっていきたい。自分らの代が東洋世代と言われるよう、切磋琢磨(せっさたくま)したい」。昨秋のドラフト指名時にも対戦したい投手に大学の同期、DeNA1位の上茶谷大河、ソフトバンク1位の甲斐野央、中日2位の梅津晃大の3人を挙げ、意識している存在だ。「4人で活躍したい」と話しつつも、1軍出場一番乗りの思いを聞かれると「もちろんあります」と力強く言い切った。

東洋大では精度の高いバットコントロールで東都大学リーグ3季連続優勝に貢献。プロでも長所を生かすつもりで「打撃が売り。パワーでは負けるかもしれないですが、芯で捉える正確性、変化球への対応でアピールしたい」と意欲を示した。

年末年始も休まず調整を続け、9日から始まる新人合同自主トレに向けて「動けます」と語り、初日からアクセルを踏み込んでいきそうだ。