西武榎田大樹投手が19日、福岡・久留米市での鴻江トレーナーが主催する合同トレーニングを公開した。楽天美馬に誘われ昨季初めて参加。西武に移籍し自己最多の11勝を挙げた。

今年も参加し、マウンド上から細かい投球フォームのチェックをしながら投げ込んだ。「今回は3日間参加しました。基本的には昨年と同じですが、シーズン中微調整しても崩れてくるので、1から修正しました」と、軸足の上げ方などを入念に確認していた。体の使い方のタイプとして、遠投より50メートルほどの距離を目線の高さで強く投げる方が体がうまく使えるという。

巨人にFA移籍した炭谷の人的補償で巨人から内海が移籍してきた。東京ガスの先輩で「聞いた時はびっくりしました。西武は見本となる投手が多く抜けていく。野球に対する取り組み方や意識など、内海さんは若手のいい手本になる」と歓迎した。「僕は内海さんの陰に隠れて先発の5、6番目で投げられたらベスト」と冗談を交えながら、ダブル左腕エースとして西武先発陣を支えていく思いを口にした。