昨季41発でセ・リーグ本塁打王に輝いた男に、焦りなどない。DeNAネフタリ・ソト内野手が3日、独自の打撃論について語った。フリー打撃では53スイング中、柵越えは0本。0に意味があるという。

ソト フリーでは左投手に対しては、右方向への打球、カーブのマシンは、変化球のタイミングの取り方、右投手へは、コンタクトを意識している。この時期は、そういうタイミングを取り戻すことが大事。

同じ組で打撃練習に取り組む筒香が豪快なアーチを何度も放り込んでも、ソトの考え方はブレない。自身の状態について「すごくいいと思う。いい状態」とした上で「けがなくやって行きたい。開幕に向けて、自分のタイミングで打席に入れるように、実戦をこなしていきたい」と独自の調整を進めていく。

あくまで、シーズンが本番。昨季の数字についても「気にしていない」と踊らされることはない。「今年も同じような成績を残せたらいいけど」とゆったりしている。「去年は20本くらい打てればいいかなと思っていた」。その中で、41発。「今年は30発は打てたらと思う」。ということは、60発も夢ではない!? 【栗田尚樹】