「番長」と「ハマの主砲」が夢の競演だ。DeNA三浦大輔1軍投手コーチが15日、筒香嘉智外野手に対して打撃投手を務めた。

真っ白なホーム用のユニホームに身を包み、背番号「18」を披露。午前9時2分、筒香の「バッティング行きま~す」という掛け声でスタートした。右翼への柵越えを記録した47球目を終えると、筒香から「三浦さん、ちょっとペース速過ぎます」との発注。打撃ケージの後ろで見つめたロペス、柴田からは笑みがこぼれた。

その後も三浦コーチから「今の球、カットしていた?」と聞くなど終始和やかな雰囲気で時間は過ぎた。84球目を終えると、筒香から「三浦さん、大丈夫ですか?」と心配されたが「俺は大丈夫やで」と淡々と投げ込んだ。87球目後には現役時代の登場曲・俳優の竹内力が歌う「リーゼントブルース」が、球場内に大音量で流れ始めた。なじみのリズムに合わせて、番長も軽快に投げ込む。

結果的に102球を投げ、15本の柵越え。午前9時20分に終えると、2人はガッチリと握手を交わした。スタンドのファンからは、拍手が送られた。