左肘の違和感でキャンプ2軍スタートとなったDeNA東克樹投手(23)が、沖縄・嘉手納で順調にリハビリを進めている。

18日はランニングやキャッチボールなどで体を動かした。5日にキャッチボールを再開。当初は20メートル程度だった距離も、この日は約50メートルにまで伸ばした。「まだ7、8割程度の力ですけど、違和感なく、普通に低く、強い球を投げられています」と言葉もはずんだ。

昨季チームトップの11勝を挙げ、新人王を獲得。開幕投手候補の最有力に挙がっている。

以前は「開幕はちょっと…。怖さがある」と話していたが「思ったよりも順調に来ています。長くかかって苦しい思いをするかと思っていたけど、想像以上に順調でうれしい」と現状を口にした。

その上で、あくまで慎重に調整を進める。22日からの最終クールでブルペンに入る予定で、実戦復帰も3月中旬の見通し。1軍休養日のこの日、2軍キャンプを視察したラミレス監督は「練習しているところは見られなかったが、歩いてるときに会ったのでバナナ食べてるの? と聞きました」。東が試合中に栄養補給の一環でバナナを食べて話題となったことを引き合いに笑いを誘った。開幕は微妙な状況に変わらないが、完治を最優先に調整する。