ゴロキング健在! 阪神に新加入したオネルキ・ガルシア投手(29=中日)が19日、今キャンプ初めて打撃投手に登板した。ルーキー木浪、植田を相手に27球を投げてヒット性は1本。動く直球と多彩な変化球で4つのゴロを取るなど持ち味を発揮。「思ったよりも良かった。どの球種もいい感じで投げられた」と笑顔で振り返った。

まずはノーワインドアップで木浪へ15球。マウンド前の防球ネットを外し、本番さながらの投球でスライダー、シンカー、カーブと変化球を次々と投げ込んだ。セットポジションから12球を投じた植田には、スライダーで空振りを奪う場面もあった。

昨季13勝を挙げた左腕はメッセンジャー、西に続く先発の柱として期待される。矢野監督も「打球が上がってないもんね。自分のことをよく知っていると思う。まあやっぱり今日の球なんかを見ていると頼もしい。計算しやすい」と納得だ。登板後もブルペンで40球を投げたガルシアは、変化球について「まだまだ良くなる」と不敵に笑った。