巨人岡本和真内野手(22)が紅白戦を含む実戦13打席ぶりの安打をマークした。

1回1死三塁で150キロ直球を引っ張って、三塁への適時打内野安打。5回1死三塁では三遊間をしぶとく抜く左前適時打。7回無死満塁でも141キロ直球に食いつき、三塁線を破る2点適時打二塁打で3安打4打点の活躍で復調をアピールした。「あまり打つ、打たないは気にはしてなかった。今日のヒットも、レフト前1本以外は、微妙な感じだった。内容はよくなかった」と反省点を強調した。

侍ジャパンの稲葉篤紀監督が視察する中での試合だったが「来てたの知らなかった。何も意識せず、自分の打席を1打席1打席大事にやっていた。チャンスで打てたのはよかった」と淡々と話した。実戦も本格化しキャンプも終盤戦に突入。「振れるようになってきた。まだまだ確実性が低い。上げていけるようにやっていきたい」とし、迫り来る開幕に向け「あっという間にシーズン始まる。しっかりアピールできるようにやっていきたい」と話した。

若き主砲が久々に結果を示し、原辰徳監督も「オープン戦、練習試合とはいえ、結果が出ることはいいことでしょう。いいところで出ているしね」と評価。この日の3安打はいずれも2ストライクと追い込まれてからの安打で「本人が一生懸命、何か課題と取り組んでますから」と話した。