「ネクスト大王」が日本へ来る日が近いかもしれない。楽天との親善試合に出場した台湾・ラミゴの廖健富捕手(20)が「日本のプロ野球はよく見ています。もちろん、将来的に(大リーグも含め)海外でプレーしたい気持ちはあります」と、日本球界挑戦の夢があることを明かした。

17年に高卒選手としては台湾プロ野球史上初めて全体1位指名を受けてラミゴに入団。いきなり3、4月に打率4割3分4厘をマークして月間MVPを受賞し「19歳の4割男」として話題を呼んだ。その18年シーズンは規定打席にわずかに届かなかったものの、打率3割8分7厘を記録した。

日本ハムへ加入した王柏融の後継者として「ネクスト大王」の呼び声も高い左打者。楽天との2試合では無安打も平石監督は「メチャクチャいい打者」と片りんを感じ取っていた。チームの同ポジションには台湾代表でも主砲を務める林泓育がおり、指名打者が定位置。「(林から)勉強させてもらっています」とこだわりを持つ捕手としての能力を磨きながら、11月のプレミア12、来年の東京五輪での活躍を狙っている。