巨人が開幕前哨戦となる今季初の広島戦に敗れた。昨季は7勝17敗1分けと大きく黒星を先行した天敵として立ちはだかった。

この日も少ないチャンスを得点に結びつけられ、原辰徳監督は「やっぱりああいう場面で長打が出るというのはね。我々は挑戦者ですけど、壁はかなり高いなという感じですね。今現状のスタートとしてね」と振り返った。

広島からFA加入した丸は、巨人の一員として初めて、昨年までの本拠地マツダスタジアムに乗り込んだ。2打数無安打1四球だったが、本番に向けて準備を進めた。

原監督は「何ていうか、これから以降、落ち着いてプレーできるんじゃないでしょうかね。1度は通るというね。しかし、彼らしく気負わず、自分のペースでプレーしていたなという感じはしますね」と話した。

育成から支配下登録した坂本工が6回から2番手として登板し、2回無失点と好投。昨季は不振にあえいだゲレーロも3安打と収穫を得た。3月29日の広島との開幕戦に向け、両チームの「にらみ合い」が繰り広げられた。