ソフトバンク先発の武田が3回8安打6失点と炎上した。初回に森の右前タイムリーで1点を先制されると、3回には栗山に3ランを被弾するなど5失点。66球を要し「山賊打線」の餌食となった。

「ボールの高さと強さを意識して試合に入ったが、ボールが真ん中に集まってしまった」。降板後は反省の弁が口をついたが、先発ローテ入りには「黄信号」だ。キャンプ地・宮崎で行われた2月27日の西武戦(アイビースタジアム)でも先発し、予定の3回を持たず5失点KO。「(武田は)いい評価にはならなかった。打たれた球は高い。これで終わりではない。次のチャンスはある」と試合後に工藤監督は話したものの、表情は硬かった。

独自のフォーム調整で先発入りを目指す武田だが、今のところ「戦果」はなし。「内外角に投げ分けて、打者を崩していく必要があると思った。しっかり反省して次につなげたい」。背番号18は厳しい状況に立たされた。